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災害時対応の簡易浄水器を発売  クロスポイント    放射線物質除去に有効


 セントラル方式浄水システムメーカーの株式会社クロスポイント(北九州市小倉北区片野3丁目、斉藤智樹社長)はこのほど、災害時対応の簡易浄水器を発売した。
 浄水器に使用している活性炭が、放射線物質のヨウ素の除去に有効に働くことに加えて、不純物を取り除くフィルターと電気不要の水圧可動が災害時に適していたため、災害時用の浄水器として改良したもの。名称は「ゼロア」で、蛇口に直接取り付ける簡易型。新たに放射線物質のセシウムの除去に効果が期待される逆浸透膜処理を起用した。価格は3万99百円で、初回分のカートリッジと水質検査器がついている。交換カートリッジは2万8350円で、使用状況に応じ1~3年での交換が目安。齋藤社長は「震災からすぐ商品開発に着手した。同社サイトからの直販に限定することで、価格を抑えた」と話している。