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渡辺通りの13階建て病院複合施設が完成  熊本市の桜十字グループ    6月1日開業


 医療福祉、高齢者住宅事業などを手掛ける熊本市の桜十字グループ(西川朋希代表)が福岡市中央区渡辺通3丁目に建設していた医療と介護の複合施設「桜十字メディカルスクエア」がこのほど完成した。
 2009年に経営を引き継いだ友愛病院(福岡市博多区住吉1丁目)の老朽化に加え、都心部にある急性期病院の後方支援病院としての機能充実を目的に、約70億円を投じ2011年9月から着工していた。
 場所は通称渡辺通り沿い、BiVi福岡向かい、敷地面積は3100平方m、地上13階建てで、延べ床面積は2万1692平方m。「桜十字福岡病院」を中核施設に、2階に外来・健診センター、4~7階に病棟(199床)、8・9階に老健施設(100床)、10階にリハビリ・デイケア、そして11~13階に住宅型有料老人ホーム「ホスピタルメント福岡天神」(102室)が入る。各施設は6月1日の病院開院を皮切りに、3日に外来、人間ドックセンター、16日にホスピタルメント福岡天神が開業する。西川代表は「地域の役に立てることは何かを常に考えてきた。急性期病院が多い天神地区。当施設は後方支援を提供していくことで地域医療連携に貢献したい」と話している。
 同グループは1971年に創業、2012年度のグループ売上高は124億7600万円。従業員数は1535人。桜十字病院(熊本市南区御幸木部1丁目)をはじめ、ホスピタルメント桜十字(同市)、泉ガーデンクリニック(東京都)、恵比寿ガーデンプレイスクリニック(同)、城山ヒルズクリニック(同)などの運営を手掛ける。