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消費低迷やPB競合激化などで減収減益  ピエトロ    通期も下方修正


 ドレッシング製造・販売やレストラン事業を展開する株式会社ピエトロ(福岡市中央区天神三丁目、村田邦彦社長)の09年3月期第2四半期(中間期)連結決算は、売上高が45億6200万円で前年同期比5・5%減、営業利益が5200万円で同88・3%減、経常利益が3100万円で同92・6%減の減収減益となった。また減損損失など2億1000万円の特別損失計上で、純損益は1億2300万円の赤字となった。
 ドレッシングをはじめとする食品事業では個人消費の低迷や同業他社との競争に加え、量販店のプライベートブランド(PB)商品との競合が激化し、売上高は22億4600万円の同8・2%減。コスト面でも原材料仕入価格が高騰するとともに新商品拡販に向けた販売促進費の積極的な投入により、営業利益は5億4200万円で同32・5%減となった。一方、レストラン事業では、物価上昇などを背景として、消費者が外食を手控える傾向が強まり、郊外店を中心に来店客数が減少し、売上高は22億2400万円で同2・3%減。コスト面では販売促進費の効率化は果たせたものの営業損益は8200万円の赤字だった。また、その他の事業は、本社ビルのテナント退去で売上高が9100万円の同14・9%減、営業利益が5000万円で同18・4%減だった。
 今回、通期でも売上高が87億8000万円、営業利益が7000万円、経常利益が3000万円、当期純損益が1億6000万円の赤字と7月末の前回予想を下方修正した。