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橋りょう用防護柵のリニューアル需要増で7%増収  昭和鉄工    固定費や原材料費削減で黒字回復


 熱源・空調関連機器メーカーの昭和鉄工株式会社(福岡市東区箱崎ふ頭3丁目、山本駿一社長)の2011年3月期連結決算は、売上高が6・5%増の118億37万円、経常利益が85百万円(前期は5億26百万円赤字)となった。
 橋りょう用防護柵のリニューアル需要が増加し素形材加工事業の景観製品が好調だったほか、台湾の液晶パネルメーカーから熱処理炉の大型受注があり増収となった。損益面では、売上高の増加に加え、固定費や原材料費の削減に努め、黒字回復した。事業別売上高は、機器装置事業が0・8%減の72億19百万円、素形材加工事業が1・1%増の23億9千万円、サーモデバイス事業が50・8%増の22億27百万円。
 今期は売上高8・8%減の108億円、経常利益64・8%減の3千万円を見込んでいる。同社では「新中期経営計画の初年度として差別化した新商品の開発とサービスの拡販に努めた。今期も全力を尽くし業績向上を目指す」と話している。