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東区の福岡流通センターに九州初の物流施設 伊藤忠商事と伊藤忠都市開発


週刊経済2024年1月2日、10日合併号

完成は25年内をめどに

大手総合商社・伊藤忠商事㈱(東京都、石井敬太社長)と不動産開発の伊藤忠都市開発㈱(同、松典男社長)は、福岡市東区多の津に九州初の物流施設を開発する。着工開始は24年6月を予定、完成は25年内を目指す。総事業費は非公表。
施設名は「アイミッションズパーク多の津」で、伊藤忠グループの物流施設ブランド「アイミッションズパーク」シリーズの新棟。これまで全国で計36件・延べ46万坪の開発実績がある。場所は福岡都市高速「多の津IC」から約200mの距離で、倉庫・運送会社などが集積する福岡流通センター内。敷地面積は約5248㎡。今回の施設は同ICや九州縦貫自動車道「福岡IC」に加えて福岡空港や箱崎ふ頭に近接するほか、博多駅(約6キロ)など市街地の配送利便性が良好で、昨今高まる市内・広域配送ニーズに応える。建設計画によると、建物はマルチテナント型の物流倉庫で、鉄骨造の地上4階建てで延べ床面積が約1万4500㎡程度を想定している。テナント募集や完成後の保有・売却などの詳細事項は現時点で未定。