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東京都の携帯サイト構築会社を子会社化 　システムソフト　　　 ５月２２日付、モバイル事業強化へ

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　アパマンショップホールディングス傘下で、システム開発を手掛ける株式会社システムソフト（福岡市中央区天神３丁目、吉尾春樹社長）は５月２２日付で、携帯電話やスマートフォン向けに検索エンジン最適化（ＳＥＯ）サービスのコンサルタントを手掛ける株式会社アップトゥーミー（東京都千代田区、羽織臣一郎社長）の全株式を取得し完全子会社化する。
　同社は２００５年１１月、国内最大手の賃貸不動産ネットワーク、アパマンショップグループになったことを機に、不動産分野のシステム開発を強化。今回の子会社化は、今年１月に同社が開設した賃貸不動産情報サイト「ＡＰＡＭＡＮ」のマーケット拡大を図るもので、「アプリケーション開発とアップトゥーミーが得意とするモバイルＳＥＯコンサルの強みを合わせ、モバイル端末向け事業を強化する」（吉尾社長）と互いに合意した。買収額は非公表。システムソフトは株式取得に合わせて、５月１８日、約２億円の第三者割当増資を実施する方針。吉尾社長は「企業のＩＴ投資に対する慎重姿勢が一層強まる中、新たな分野で顧客開拓を急ぎたい。近く“ＡＰＡＭＡＮ”のスマートフォン向けサイトを開設する」と話している。
　同社は１９７９年９月設立、資本金１２億９８百万円、売上高１０億２百万円（２０１１年９月期）、従業員数約９０人。吉尾社長は長崎市出身、６０年６月２日生まれの５１歳、東京大学法学部卒、趣味は散策。
　アップトゥーミーは０７年７月設立、資本金５百万円。