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来春、沖縄で養蜂事業開設  はちみつカンパニー    月産4~5トン


 はちみつ製品販売の株式会社はちみつカンパニー(福岡市博多区冷泉町、瀧川大輔社長)は、来春から沖縄県南条市に月産4~5tの養蜂場を開設する。
 国内総需要量の6~8%と言われる希少な国産はちみつを、1年を通して収穫できる沖縄で生産強化する。また、同社では果実や野菜をはちみつとブレンドして加工する独自技術を持つため、現地青果と組み合わせた沖縄ブランドの商品開発にも取り組む。養蜂場は南条市の農家金城道年さんが所有する花畑がみつ源で、今年4月から金城さんが養蜂箱1箱(4万匹)を試験的に飼育しながら、2週間ごとに10~15kgを収穫している。同社では、冬場の試験飼育を経た後、来春から養蜂場を本格稼働。順当に進めば、養蜂箱約3000箱、初年度の月産4~5トンを目指す。瀧川社長は、「みつが収穫できるひまわり花畑などができれば、観光スポットになり、地域活性化にもつながる。沖縄には適所がまだまだあるので、地元住人の方と協力して養蜂場を増やしていきたい」と話している。
 同社は2011年7月設立。資本金は300万円。従業員は3人。13年6月期の売上高目標は1億円。八女市に養蜂場を所有しており、加工は他社にOEM委託している。瀧川社長は1977年11月14日生まれの34歳。神戸市出身。姫路独協大学経済情報学部卒。三洋電機の社会人野球選手を経て、同社を立ち上げた。趣味はみつ源探し。