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来年4月、学科再編で2専門学校を統合  昴学園    自動車エンジニア・外国人向け大学進学に特化


 新日本製鐵グループの学校法人昴学園(北九州市八幡東区宮の町1丁目、谷本進治理事長)は、今年度から学科再編に着手した。同学園が運営する昴学園総合専門学校(同)と昴学園自動車エンジニア専門学校(同)の2専門学校を統合し、来年4月から自動車エンジニアと外国人向けの大学進学分野に特化して拡張する。
 細分化された学科を再編して専門性を高める。今後は地域ニーズの高い自動車整備技術者の高度化を狙う。現在の2年制・2級課程に加え4年制・1級課程新設を目指し、自動車エンジニア学科の定員数を50人増員の250人とする予定。大学進学系も同様50人増員の200人とし、学生数は合計450人となる。安元弘道専務理事は「最近の雇用不安の中においても自動車整備ニーズはむしろ増加傾向にあり、一層優秀な整備士が求められている。自動車エンジニア専門学校は新設以来、県内外のディーラーから高い評価を受け常に就職率100%を誇っており、今後も専門性を高めて優秀な人材を輩出していきたい」と話している。
 同学園は1989年北九州市の要請を受け設立、九州情報通信専門学校として情報通信系、ビジネス系学科で開校、94年、昴学園総合専門学校と改称、2002年自動車エンジニア学科を新設、同学科の定員50人から100人に増員し06年昴学園自動車エンジニア専門学校として独立している。安元専務理事は北九州市八幡東区出身、1942年7月26日生まれの66歳、東京大学工学部舶用機械学科卒。