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来年めどに介護事業部立ち上げへ  大信薬局    開業支援を強化


 調剤薬局、ドラッグストア、整骨院運営の株式会社大信薬局(北九州市小倉北区東篠崎1丁目、吉村企右社長)は来年をめどに、介護事業を本格化する。
 既存事業として手掛けている介護施設入居者への薬の調剤、配達や、医療・介護施設の開業支援の実績をもとに、企画段階から不動産選定、開業前後のサポートまでトータルで手掛ける方針。吉村社長は「新規出店や営業権の譲受で調剤薬局もグループ合計40店舗に達し、会社組織としても拡大してきたため、介護事業専門の新事業部として立ち上げを計画している。これまでの実績を生かし、より専門性を高めて展開していきたい。幹部候補となる人材の育成、採用にも力を入れていく」と話している。
 今年は5月に、小倉北区魚町4丁目のデイサービス、ケアプランセンター、住宅型有料老人ホーム、賃貸マンション、クリニックを備えた複合施設「モナトリエ旦過」1階に調剤薬局を出店したほか、8月に直方市須崎町の「竹田ビル」1階に、秋に小倉北区京町の「振興医療ビル」内に出店を予定している。
 同社は1960年5月設立。資本金は35百万円。12年3月期の売上高はグループ全体で35億円。従業員は同170人。現在北九州市、福岡市、下関市、行橋市で調剤薬局・ドラッグストア40店舗、整骨院2施設を運営している。吉村社長は北九州市小倉北区出身。1963年7月24日生まれ48歳。趣味は音楽鑑賞、雑貨収集。