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曽根干潟で干潟観測ロボットの実証実験  九州職業能力開発大学校    年度内の実用化目指す


 九州職業能力開発大学校(北九州市小倉南区志井、末岡敦男校長)は6月14日、同区曽根干潟で干潟航行観測ロボットを実証実験した。
 これは同校学生と企業の共同研究で開発した干潟の生態や環境を調査するロボット。泥をかき分けながら進むことができる船型の四輪駆動で、全長2m、重さ110kg。機体に取り付けたデジタルカメラで干潟の表面を動画撮影し、無線で送る仕組み。年度内の実用化を目指しており、今後改良を進めるという。
 同校は「干潟を移動するロボットは国内で例がない。今後も企業や自治体との連携を生かし、将来、新しい技術や開発に携われる創造性豊かな技術力を育成したい」と話している。