NEWS

  • 地域

新規駐車場開発と不動産事業の伸長で増収増益  トラストパーク    通期も大幅増益見込む


 駐車場経営のトラストパーク株式会社(福岡市博多区住吉4丁目、渡邉靖司社長)の11年6月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比58・8%増の57億4千万円、経常利益が約7・3倍の4億68百万円で大幅増収増益となった。
 新規駐車場の開発強化、駐車場原価の見直しによる収益力向上、不動産事業の売り上げ増加で大幅増益となった。駐車場数は10年9月にM&Aした株式会社グランシップが管理する駐車場を合わせて前年同期比157カ所増の621カ所、車室数は2461室増の2万3071車室となった。
 事業別では、駐車場事業が新規駐車場開発や既存駐車場の収益力向上、不採算駐車場からの撤退などで、売上高は12・0%増の39億7782万円、営業利益は同3・1%増の1億8578万円となった。不動産等事業では駐車場を中心とした不動産売買仲介や、広島県でのマンション販売、7月に竣工した鹿児島県薩摩川内市の新築マンションの全73戸を引き渡した結果、売上高は17億6291万円(前年同期は売上高323万円)と伸長し、営業利益は3億3330万円(前年同期は営業損失3899万円)となった。
 11年6月期は、サービスの質の向上や営業力強化に引き続き取り組み、駐車場会員カードの拡大を図り、売上高は36・2%増の72億円、経常利益は約3倍の4億8千万円の増収増益を見込んでいる。