NEWS

  • 地域

新規出店で増収も利益率低下で減益  ナフコ    今期は新規10店舗超で増収増益見込む


 ホームセンターと家具のコンビネーションストアを中心に展開する株式会社ナフコ(北九州市小倉北区魚町2丁目、深町勝義社長)の09年3月期決算は、売上高が2037億7500万円で前期比4・1%増、経常利益が95億4400万円で同23・6%減の増収減益となった。
 当期は、長崎県4店舗、熊本県、岡山県、兵庫県に各2店舗、福岡県、広島県に各1店舗、また初進出となる埼玉県、石川県、岐阜県に各1店舗の計15店舗を新規出店、このほか4店舗を増床した。これによって目標としていた売上高2000億円を達成したが、集客向上のための販売価格引下げ等で売上総利益率が低下。加えて新規出店に伴う一般管理費の上昇などもあり、営業利益は前期比23・8%減の93億1500万円、当期純利益も「棚卸資産の評価に関する会計基準」適用で特別損失を計上して同42・9%減の38億2500万円となった。部門別の売上高は、資材・DIY・園芸用品が737億3400万円で同2・9%増、生活用品が608億6700万円で同7・1%増、家具・ホームファッション用品は468億5300万円で同0・2%減、その他は223億1900万円で同10・0%増だった。
 今期は10~15店舗の新規出店を計画、売上高は3・1%増の2100億円を見込む。利益面では値入率の向上やオリジナル商品の「良品得価」、月間奉仕品の「厳選特価」への取り組み強化、作業効率の改善による経費削減などで、営業利益は25・6%増の117億円、経常利益は24・4%増の118億7600万円、当期純利益は66・5%増の63億6700万円を見込んでいる。