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新規、改装を含む15店舗をリニューアル  福岡パルコ    雑貨、ファッションを再拡充


 福岡パルコ(福岡市中央区天神2丁目、竹下徹店長)は3月中に新規出店、改装を含む15店舗をリニューアルする。
 10年3月のオープン後、3回目のリニューアル。15店舗の延べ床面積は650平方m。雑貨を含むファッションの再拡充が目的で、新規オープンは9店舗。総菜テイクアウトの「野の葡萄K300」、洋定食、ワインの「ロヂウラ食堂」、ベビー服、雑貨の「マイファーストヒステリック」、アクセサリーの「エムスール」、レディースシューズ、ファッション雑貨の「フィフティーン」、iPhone、iPadアクセサリーの「アップバンクストア」、レディースファッションの「デュラスアンビエント」、メンズ、レディースファッションの「grn(ジーアールエヌ)」の8店舗が3月16日にオープン。ジュエリー、アクセサリーの「メンズ・ワンズ・マーク」は3月1日にオープンする。うち全国初の業態は「野の葡萄K300」「マイファーストヒステリック」の2店舗、九州初出店は「エムスール」「フィフティーン」「アップバンクストア」の3店舗。
 改装オープンは6店舗。シューズの「クインクラシコ」が2月24日、アクセサリーの「プライド」が3月8日、バッグ、雑貨の「ルルbyユナイテッドビーズ」が3月9日、雑貨、ファッション雑貨の「ジョージズ」が3月2日、雑貨、ベビー、レディースファッションの「フェフェ」が3月16日、レディースファッションの「ジョイアス」が3月1日にリニューアルオープンする。
 伊藤智人営業課長は「ファッションが3割強、雑貨、飲食がそれぞれ3割というバランスを維持しながら、これまで3回リニューアルを実施し、新陳代謝が盛んな2年間だった。3年目を迎えるにあたり、館内のバラエティーアップを図るとともに、天神地区の活性化に寄与したい」と話している。
 福岡パルコは2010年3月19日に154テナントでオープン。月別の売上高は11月が前年同月比97・2%、12月が同102・6%、1月が同100・2%と2カ月連続で前年実績をクリア。入館客数は3カ月連続で前年実績を上回っている。周辺商業施設との共同販促キャンペーンや、12月のギフト需要の増加を前年クリアの要因に挙げている。

 2周年キャンペーンのポスターに秋山監督ら起用

 また、同施設は同日、2月22日から3月末にかけて、福岡ソフトバンクホークスの秋山幸二監督などを起用した開業2周年キャンペーンを実施する。
 「福岡に、もっとピースを。天神に、もっと笑顔を。」をコンセプトに、2人一組となって手を握り、互いの人さし指をクロスさせてピースサインをつくるポスターを制作。約百枚印刷し、同施設の外壁や、地下鉄天神駅と西鉄福岡駅間のコンコースに掲示する。ポスターは、秋山監督と福岡を中心に活動するタレントの西田たかのりさん、タレントのスザンヌさんとモデルの舞川あいくさん、俳優の西村雅彦さんと近藤芳正さん、一般人2人の4種類。同施設では、「震災から1年を迎える3月に『絆』と『笑顔』を強く打ち出すことで、福岡の街から日本に元気を発信したい」と話している。
 昨年11月以降、入館者数が前年を上回るペースで推移している同施設では、イベント企画や、他商業施設とのコラボレーションが奏功したと分析。今後も地域に密着したイベント企画を打ち出すことで、客層の定着や拡大を図っていく。