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新社長に吉村拓二ふくや経営サポート室長が就任  紅乙女酒造    会長に川原正孝ふくや社長


 各種焼酎、リキュールなど製造・販売を手掛ける株式会社紅乙女酒造(久留米市田主丸町)の新社長に9月1日付で吉村拓二株式会社ふくや経営サポート室長が就任し、代表取締役会長に川原正孝株式会社ふくや社長が就いた。磯野修社長は取締役を退任し、新役職の「蔵元」に就任。引き続き、営業責任者として業務を担当する。
 今年3月、事業再生支援事業の株式会社地域経済活性化支援機構(東京都千代田区、瀬谷俊雄社長)が紅乙女酒造の支援企業にふくやを選定したことに伴い、同日付でふくやが同社を完全子会社化したもの。吉村社長は今年5月から紅乙女酒造に出向しており、10月までに取締役および監査役選任など社内体制を調整する方針。
 吉村拓二(よしむら・たくじ)社長は鹿児島市出身、1969年1月4日生まれの44歳。近畿大学農学部水産学科卒業後、91年にふくや製造部に入社。98年にISO14001プロジェクトチームに着任し、2007年には九州・アジア経営塾4期生として入塾。08年同社経営サポート室配属、11年の経営サポート室長を経て、13年5月、紅乙女酒造に社長補佐として出向し、9月から同社社長。趣味はソフトボール、ゴルフ。吉村社長は「社長業務は初めての経験だが、一つ一つ丁寧にイメージを具現化していきたい」と話している。
 同社は1978年8月設立、資本金は7000万円、従業員数は30人。2011年12月期の売上高は16億円。