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新施設の初期費用、介護報酬改定の影響で赤字  シダー    通期は増収増益見込む


 全国でデイサービスセンター、介護付有料老人ホームを展開する株式会社シダー(北九州市小倉北区大畠1丁目、山崎嘉忠社長)の2013年3月期第1四半期連結決算は、売上高が25億1千万円、経常損益は29百万円の赤字だった。昨年の第3四半期から連結決算となったため、前期との比較は無し。
 収益面は既存施設の稼働率を上昇させるため新規利用者の獲得、サービスの向上に努めた。一方、利益面は効率的な施設運営と経費削減に取り組んだが、新規施設開設に伴う初期費用の計上および介護報酬改定によるデイサービス事業のサービス提供時間の短縮の影響で赤字となった。
 事業別にみると、デイサービス事業は長野県上田市に新規施設を開設したほか、既存施設のサービス向上で施設稼働率の向上に努め、売上高は8億1百万円だった。施設サービス事業は栃木県足利市、長野県上田市に新規施設を開設したほか、既存施設の入居者獲得に努め、売上高は15億11百万円だった。なお、通期は売上高が前期比12%増の107億31百万円、経常利益は19%増の5億11百万円を見込んでいる。