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新型X線CT装置を導入  聖マリア病院    九州の病院では初めて


 特定医療法人雪ノ聖母会聖マリア病院(久留米市津福本町、藤堂景茂院長)は08年12月、320列X線CT(コンピュータ断層)撮影装置を導入した。九州内の病院では初めての設置。
 同装置は320列の面検出器を搭載し寝台移動を伴わずに最大16cmの範囲を1回転で撮影できるため、心臓のように動く臓器を鮮明に撮れるのが特徴。従来64列CT装置の撮影時間が5~10秒要したのに対し、撮影時間が0・35秒と瞬時に済むため、息止めや静止時間の短縮心臓検査や特定部位の検査造影剤使用量が低減され、患者の身体的負担も少なくなるという。現在同院にはPET、放射線治療計画、血管造影専用CTを含め、計6台のCT装置が稼働している。