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新会社設立し、シルバー事業に本格参入  JR九州    来春、東区に住宅型有料老人ホーム開業


 九州旅客鉄道株式会社(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、唐池恒二社長)は6月27日、新会社「JR九州シニアライフサポート株式会社」を設立し、住宅型有料老人ホームを主体としたシルバー事業に本格的に参入する。
 これは中期経営計画「つくる2016」の重点実施項目の一つ「高齢社会の進展を見据えたシルバー事業の拡大」に向け、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる住まいを提供するとともに、介護が必要となった場合には訪問介護・通所介護などの充実した介護サービスを提供していく。第一弾として現在、福岡市東区水谷2丁目に住宅型有料老人ホーム「SJR千早」を建設中しており、来年春の開業を目指す。
 JR九州シニアライフサポート株式会社は博多区博多駅前2丁目の福岡朝日ビル6階に本社を置く。資本金1億円でJR九州の100%出資。社長には橋本親徳。
 九鉄工業株式会社専務建築本部長が就任した。主な事業内容は(1)有料老人ホーム事業(2)介護保険法に基づく訪問介護事業、通所介護事業、居宅介護支援事業(3)その他付帯する事業。
 SJR千早はJR・西鉄千早駅東口そばに建設。敷地面積は約4500平方m。建物は12階建てで、延べ床面積は約1万3700平方m。一般居室(約40~70平方m)が108室、介護専用居室(20平方m)が40室の計148室。館内にはケアプランセンターやデイサービスセンター、ヘルパーステーションを併設するほか、付帯施設と商業テナントと立体駐車場(216台)を設ける。計画では、今年秋に入居募集を開始。来年初頭に棟内モデルルームを開設する。