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敷地内に建設中の新病院が3月末に完成  済生会福岡第二病院    6月1日に開院


 済生会福岡第二病院(飯塚市太郎丸、大串修院長)は敷地東側に建設している6階建て新病院を3月末に完成させ、6月1日から済生会飯塚嘉穂病院としてオープンする。
 同病院は旧県立嘉穂病院。07年4月の県立病院の民営化で、県から経営を引き継いだ済生会が済生会福岡病院として運営している。老朽化や狭あい化が進んでいたことから、昨年2月に総事業費約40億円をかけ、鉄骨造り6階建て新病院の建設に着手していた。建築面積は約1万5千平方m。現在、外装工事はほぼ終了し、内装工事が急ピッチで進んでいる。
 フロア構成は1階に外来診療棟と緩和ケア病棟、2階に手術室、リハビリ室、人間ドック、会議室、3階から6階は病室。病床数は現在の250床から199床に削減するが、新たに緩和ケア病床を20床設けるほか、個室を4室から58室に増やす。
 また、MRI(磁気共鳴画像装置)やマンモグラフィーなどの医療機器を新たに導入する。駐車場は150台収容。現病院棟は解体する。
 中島茂事務部長は「施設の老朽化、狭あい化が進んでいたため、県から経営を引き継いだ時点で新病院の建設計画を進めてきた。昨年2月に着工した新病院は3月末に完成し、6月1日に済生会飯塚嘉穂病院としてオープンする。新病院は現在の1・5倍の規模に拡大する。がん医療や呼吸器疾患などの専門医療を充実させ、飯塚市南部、嘉穂地域の拠点病院として医療活動を展開していきたい」と話している。