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情報システム事業好調などで増収増益  正興電機製作所    高収益目指す新中計スタート


 電力会社、官公庁向け情報制御システム製作・販売の株式会社正興電機製作所(福岡市博多区東光2丁目、井上信之社長)の09年12月期第2四半期(1~6月)決算は、売上高が81億100万円で前年同期比0・05%増、経常利益が9100万円で同3億9600万円の赤字から黒字となった。
 今年度からスタートした新中期3カ年計画のもと、“持続的な高収益を目指して、「経営革新と利益創造」に挑戦する”をテーマに経済悪化に対する強い企業体質へ向けた施策に取り組み、「環境・エネルギーソリューション」に向けた事業展開を進めている。セグメント別では、電力システム事業は、リプレース・メンテナンス市場の拡大に向け営業活動強化を図り、配電自動化システムや工務系計算機システム、操作支援システム関連が堅調に推移したが前年は大口受注があったため、売上高は22億2600万円で同2・9%減。社会システム事業は国内の産業向け受変電システムや中国関連での受注が減少したため、受注高は26億1300万円で同23・6%減となったが、売上高は3億8300万円の同11・1%増となった。情報システム事業はエネルギー会社向け業務管理システムなどが好調に推移し、売上高9億200万円で同48・9%増。情報・制御コンポーネント事業はメカトロ事業が大幅に落ち込み売上高5億5300万円の同49・2%減。その他の事業では産業関連の設備投資抑制などのより。売上高5億8800万円の同10・7%減となった。通期は、売上高175億円の同0・4%増、経常利益2億5000万円の増収増益を見込んでいる。