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店舗減、原材料高で減収減益  プレナス    通期経常益は前期比46%減見込み


 持ち帰り弁当チェーン・株式会社プレナス(福岡市博多区上牟田1丁目、塩井辰男社長)の09年2月期中間連結決算(08年3月~8月末)は、売上高が598億5800万円で前年同期比3・4%減、経常利益が27億6800万円で同45・3%減の減収減益となった。
 主力の持ち帰り弁当事業で新ブランド「ほっともっと」へ移行後、既存店売上高は好調だったものの、新店売り上げが見通しより下回ったほか、原材料高などが影響した。営業利益は24億9000万円で同48・5%減、当期利益は15億5700万円で同37・3%減だった。期末店舗数は、前年同期で54店舗減り、2343店となった。
 主な事業別にみると、持ち帰り弁当事業は関西地区を中心に新規出店を推進する一方で、全体の店舗数は57店舗減の2175店となった。売上高は513億2000万円で同5・5%減。営業利益は新ブランドの広告宣伝費などの影響で22億4300万円で同52・2%減だった。「やよい軒」など定食事業は、3店舗増の149店舗。売上高は72億4600万円で同9・9%増、営業利益は3億300万円で同13・5%増となった。「MKレストラン」などその他事業は売上高12億9100万円で同17%増、営業利益は3500万円で同23・9%増となった。通期では売上高1204億円で前期比2・8%減、経常利益63億7000万円で同45・7%減を見込む。

 広川町に第2食品加工工場

 また、同社100%子会社の株式会社プレナスフーズ(福岡市博多区上牟田1丁目、橋本秀雄社長)は、このほど、八女郡広川町に食品加工の「広川工場」を新設、11月1日から稼働させる。
 グループ向けにから揚げ用鶏モモなどを生産する同社の甘木工場に次ぐ第2工場の位置付け。場所は同町大字藤田。建物面積は約1690平方m。プレナスが展開する定食チェーン「やよい軒」向けのハンバーグや焼肉用スライス肉、株式会社プレナス・エムケイが展開する「MKレストラン」向けの飲茶などを生産する。プレナスフーズは、1998年6月設立。資本金は5000万円。