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市内企業訪問で21社、50人の求人を確保  北九州市    高卒未内定者を対象に


 北九州市は、昨年12月16日から1月15日にかけ、市内の企業376社を訪問、高卒未内定者の採用拡大を要請した。その結果新たに21社、50人の求人を確保した。
 厳しい経済情勢で今年3月卒業予定の高校生の就職が困難な状況にあることから、緊急経済・雇用対策として実施したもの。「新規高卒採用拡大ローラー作戦」と題し、緊急経済・雇用対策本部長である北橋健治市長を先頭に市の幹部職員が企業を訪問し、事業主に1人でも多い新規高卒予定者の採用を要請した。取り組み期間は終了したが、求人を検討中の企業もあることから、今後もフォローアップしていく。
 福岡労働局によると北九州地域(北九州市、遠賀郡・中間市、京築地区)における高校新卒者の就職状況(09年12月末現在)は、地域求人数が1658人で前年比38・7%減。求人倍率は0・85倍で、内定率は73・8%と前年に比べ7ポイント下回っている。