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屋上緑化システムがHEADベストセレクション賞に  栄住産業    優れた建築を生み出す部品として評価


 金属防水、屋上緑化システム施工の株式会社栄住産業(福岡市東区原田3丁目、宇都正行社長)が製造・販売している屋上緑化システム「スカイプロムナード」が、このほど今年度のHEADベストセレクション賞を受賞した。
 スカイプロムナードは木造住宅の防水工法で、ステンレスや鋼板に表面保護膜加工を施し耐久性・防水性を高めた金属防水工法。もともと屋上緑化に対応するものとして開発された。不燃認定を取得しているため準防火地域でも採用可能、ジョイント部分に可動域をもたせることで寸法変化しやすい木造駆体の動きに対応できる、紫外線などの影響による防水性能低下が生じにくいなどの利点を持つ。
 HEADベストセレクション賞は一般社団法人HEAD研究会(理事長・松永安光株式会社近代建築研究所社長)の建材部品タスクフォースが中心となって選定し「優れた建築を生み出すことに貢献しうる、優れた建材・製品」(同研究会)に与えられる賞。メーカーからの応募ではなく、同研究会所属の建築関係者が毎年選定・情報更新し、建材選びの指標のスタンダードの一つとなることを目的にしており、製品自体のデザインや性能だけでなく「優れた建築を生み出す部品となり得るか」を重視している。
 栄住産業は1976年2月設立、資本金は9800万円。金属防水加工を主業務とし、屋上緑化システムや太陽光発電システムの製造、設計、施工などを手がける。売上高は43億9400万円(2012年3月期)、従業員数は約240人。