NEWS

  • 地域

小型の双腕ロボット開発  安川電機    初年度で1200台販売目指す


 株式会社安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、利島康司社長)は、このほど、ロボットへの置き換えが困難で人が行っていた作業に向けて、小型の双腕ロボットを開発、12月1日から受注を開始した。
 製造ラインの組立工程、特にネジ締めや部品組み付け・挿入、搬送のほか、物流プロセスにおける搬送作業向けに開発したもの。人が行っていた作業をそのまま置き換えられる。商品名は「MOTOMAN―SDA5D」。可搬重量5kg/アームで従来のラインアップ製品より小型化することで小物部品の組立・搬送においてコンパクトに設置できる。ロボットの設置床面積はA4用紙サイズ1枚半で済み、肩幅も486mmとし狭い場所でも作業可能とした。また、動作速度も最大で54%アップを実現した(同社類似機種比)。価格はロボット本体、コントローラ、操作ボックスの一式で880万円。2010年度で1200台、11年度で2400台、12年度以降で年間3000台の販売を目指す。