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家庭用燃料電池の新型機3種類を発売  西部ガス    発電効率や希望小売価格などにメリット


 西部ガス株式会社(福岡市博多区千代1丁目、酒見俊夫社長)は、4月1日から家庭用燃料電池「エネファーム」の新型機2種類を、5月1日から1種類を発売する。
 エネファームは、都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、発電した電気は家庭名で利用する。その際に出る熱エネルギーも給湯や暖房に利用する。電気をつくる場所と使う場所が同じため、送電ロスがなく、さらに発電時の熱エネルギーも無駄なく活用できる環境貢献型機器。4月に発売するのはパナソニック製と東芝燃料電池システム製の固体高分子形燃料電池(PEFC)。
 パナソニック製は発電出力が200W~750W、定格発電効率は39%。希望小売価格は現行機より5万円安い195万円(税抜)で、停電時発電機能がついているのが特徴。東芝燃料電池システム製は発電出力が250W~7500W、定格発電効率は39%。希望小売価格は現行機より53万円安い195万円(税抜)になったほか、リモコン表示画面をカラー化し大型化したのが特徴。5月発売のアイシン製の固体酸化物形燃料電池(SOFC)は発電出力が50W~700W、定格発電効率46・5%。希望小売価格は現行機より65万円安い215万円(税抜)になるほか、世界最高クラスの発電効率を維持するのが特徴。同社では「エネファームのさらなる普及を通じて、今後も省エネ・節電・環境の保全など社会的なニーズに応えていきたい」と話している。