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宮崎・大分の営業権譲渡で減収減益へ 　九州東邦　　　 売上高７２０億円、経常７億円

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　医薬品卸業・東邦薬品株式会社子会社で九州地区担当の九州東邦株式会社（福岡市東区箱崎ふ頭３丁目、寺園忠勝社長）は、０９年３月期決算売上高が７２０億円で前期比６％減、経常利益が同７億円で同５０％減の減収減益を見込んでいる。
　昨年１０月に森薬品株式会社との将来的な統合を目指した組織改革を図り、宮崎エリアと大分エリアの営業権を譲渡したことから減収となるが、同エリアの売上高を合算すると微増となる見通し。利益面では、全国卸競合他社の九州進出などにより、価格競争の激化の影響で減益を見込んでいる。エリア別売上高は、福岡県が４００億円、熊本県が１４０億円、鹿児島県が７２億円、その他の地区が４８億円。１０年３月期では売上高が横ばい、経常利益が８億円で１４％増を見込んでいる。寺園社長は「取引先の選択と集中を図るとともに、営業力強化を図る」と話している。