NEWS

  • 地域

官兵衛など黒田家当主の「墓所」を市に寄贈  福岡市 ドラマ効果受け観光活用を


 福岡市は3月12日、崇福寺(福岡市東区)に置かれる黒田家歴代当主の墓所を、所有する黒田家から寄贈されたと発表した。
 同墓所はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映開始以降、黒田官兵衛(如水)、黒田長政などの墓が置かれる歴史観光スポットとして人気を高めている。代々黒田家ゆかりの関係者で構成される「藤香会」が管理してきたが、会員の高齢化や観光資源としての注目度の高さなどから、市に運営を任せることとした。墓所の面積は4200平方m、官兵衛らを含む5人の福岡藩主が葬られている。
 現当主の黒田長高さんは「ドラマを機に、福岡を築き上げた如水公のことをもっと広く知ってもらえれば」と観光活用への期待を語った。寄贈書を受け取った高島宗一郎福岡市長は「黒田家の足跡を残す貴重な観光資源として、もっと多くの人に足を運んでもらえるように取り組んでいく」とコメントした。