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安否確認システムの音声通知サービス開始  コム・アンド・コム    6月から東京都杉並区内で


 WEB開発・運用の株式会社コム・アンド・コム(福岡市中央区天神3丁目、安田実男社長)は、6月1日から東京都杉並区内で安否確認システムの音声通知サービスを開始する。
 同社は、地震などの緊急時に災害情報と安否確認のメールを携帯電話に自動配信し、メールに返信するとあらかじめ指定した家族などのアドレスに安否確認が通知される「ライフメール」を展開。福岡県の「防災メール・まもるくん」をはじめ、37の自治体と350の企業に納入している。メールに不慣れなお年寄りや障害者など向けに音声通知による同サービスの要望が多く、1年半を費やし開発した。まずは、すでに当サービスを活用している東京都杉並区に納入する。杉並区では、事前登録の300人からスタートし、会員を増やしていく計画。費用は同区が負担し、住民は無料で利用できる。今年度の納入目標は、20の自治体と企業20社。安田社長は「音声通知サービスも加わることで、さらなる導入拡大が見込まれる。このサービスをはずみに、さらなるサービスの充実を目指して開発を進めていきたい」と話している。
 同社は、2000年2月10日設立、資本金1億6250万円、09年3月期の売上高は1億7400万円、従業員数14人。07年9月にソフトバンク・テクノロジー株式会社と業務・資本提携。第三者割り当てを実行し、新株1500株を同社が取得している。安田社長は、福津市出身、1962年7月11日生まれの46歳、中央大学商学部卒、趣味はトランペット。