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学生NGOとタイで教育援助  ワイエスフード    年20万円を支援


 国内外で展開するラーメン店チェーンのワイエスフード株式会社(田川郡香春町、緒方正憲社長)はこのほど、タイの子供たちの教育支援をしている学生NGO団体「PRENGO」の一事業を支援すると発表した。
 PRENGOは立命館アジア太平洋大学公認の学生NGOで、03年の設立以来、タイ王国で子供たちに向けた教育支援、経済支援活動を続けている。一方、ワイエスフードは06年から始めた海外展開で、タイが最初の進出国かつ最大の展開国(現在15店舗を出店)。仲介者を通じてPRENGOと縁ができ、緒方社長が支援を快諾したという。
 今回、PRENGOが現地の小学校に通う経済的に苦しい子供に対して援助する「里親プロジェクト」にワイエスフードが年間20万円を支援することが決定。援助対象児童(里子)の大学進学にかかる費用補助や新規の里子への特別奨学金、成績優秀者への奨学金などに充てられる。緒方社長は「法人として海外での本格的な支援活動は初めて。微力だが一生懸命やっていきたい。今後も継続していくつもりだ」としている。
 ワイエスフードは1994年5月設立。資本金は10億205万円。2013年3月期の連結売上高は22億100万円。