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子育て支援に関する新制度導入 JRQSS


週刊経済2023年12月26日発行号

不妊治療費全額支給やパパ育休など

JR九州グループでシステム開発会社のJR九州システムソリューションズ㈱(福岡市博多区吉塚本町、香月裕司社長、以下JRQSS)は12月1日、子育て支援制度「ささエール」を導入した。
全社員に占める20代割合が32%、女性社員35%と、今後出産、子育てに励む社員の増加が見込まれることから、従来の育休に関する制度も含めてパッケージ化した。今回新たに設けたのが、所得制限や年齢、回数の制限なく、保険適用・適用外問わず不妊治療費を全額負担する「出生支援金」制度や、有給休暇を新たに10日間付与し、配偶者の産休期間中に自由に取得でき、女性社員もプレ産休として同じ10日間の有給休暇が取得可能な「育休集中10Days、プレサンキュー」制度。また、出産した際に第1子30万円、第2子40万円、第3子50万円を支給する出産祝金制度の新設や、24歳未満の子の扶養手当を4千円から1万円に増額したほか、育休取得を促す全社研修の定期開催に加え、医師や看護師へのチャットによる気軽な健康相談やオンライン診療、処方薬の受け取りまで可能な「オンラインヘルスケアサービス」も導入した。JRQSSでは「社員がいきいきと楽しく働きつづけることができる環境づくりを進めたい」と話している。