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太陽光発電設備の導入量が累計223万kWh  九州電力    13年11月末現在


 九州電力(瓜生道明社長)は昨年12月20日、12年7月からスタートした再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の開始以降、太陽光発電設備の導入量が11月末時点で223万kWに達したと発表した。
 制度開始時と比べ140万kWhの増加。内訳は、自社・全量買い取りなどの事業用が114万kWh、余剰買取り分の住宅用が109万kwhで、事業用、家庭用ともに太陽光発電の参入が相次いだことが導入量を押し上げることになった。年間に発電する電力量を利用率12%で算定した際の発電電力量(想定)は23億kWhで、販売電力量の2・3%に相当する。風力発電の設備量を含めた導入量は266万kWh。
 また、九電は、昨年3月に2020年度までの太陽光・風力の導入見通しを300万kWhから700万kWhに拡大する見通しを明らかにしており、ふくおか経済新年号のインタビューに応じた瓜生道明社長は「FITが開始されたことで、太陽光発電設備の連系申し込みが急激に増加しており、20年度の太陽光・風力の導入見通しを300万kWhから700万kWhに拡大した」とした上で、「今後も引き続き、電圧や周波数が安定した高品質な電力を供給できるよう系統安定化に関する技術開発を推進していく」と話している。