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太宰府の梅を使った酒を発売 LIBROM


週刊経済2023年10月31日発行号

太宰府市のふるさと納税返礼品にも

酒類製造・販売を手掛ける㈱LIBROM(福岡市中央区高砂1丁目、柳生光人社長)は10月3日、太宰府市内で収穫した梅を使った酒「クラフトサケ UME」を発売した。
同社では、日本酒の製造過程でハーブや果物を加えた「クラフトサケ」シリーズを製造・販売。太宰府市が地場みやげ産業振興を目指して取り組む「令和発祥の都太宰府『梅』プロジェクト」の一環で、太宰府市内で収穫した梅40㎏を使って製造した。価格は500㎖入りで2900円(税込み)。約500本限定で、LIBROMのECサイトや店舗で販売しているほか、太宰府市のふるさと納税返礼品としても提供している。
太宰府政庁跡で開かれたお披露目会で、試飲した太宰府市の楠田大蔵市長は「日本酒のような味わいの中に濃い梅の風味が感じられる、梅酒とは違ったお酒。若い人にも好んでいただけるのでは」と感想を述べた。醸造責任者を務めるLIBROMの穴見峻平さんは「クラフトサケで梅のフレーバーが作れたらと思っていたところ、縁あって太宰府市の梅を使用することができた。醸造所に併設したバーでも飲むことができるので、ぜひ味わってほしい」と話した。