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大野城市乙金東4丁目に福岡研究所開設  佐賀県のAQUAPASS    海外視察者に対応


 部品洗浄メーカーの株式会社AQUAPASS(佐賀県西松浦郡有田町、今泉浩一社長)は7月2日、福岡県大野城市乙金東4丁目に海外視察者対応の営業拠点「福岡研究所」を開設した。
 同社の主力製品で、有機溶剤の代わりに水だけで電子部品などを洗浄する機器「AQUAPASS(アクアパス)」の販売強化が目的で、同製品は国内の電子、自動車部品メーカーほか、米国やアジアとの取引もあることから、福岡空港からアクセスの良い立地に拠点を設け、視察者に対応する。場所は県道60号沿い乙金病院東隣で2階建ての自動車修理工場跡地を賃借した。延べ床面積は約430平方m。1階は、本社から実演用の洗浄機3台を移し、デモンストレーションを実施。2階は事務所、応接室を設けた。今泉社長は「これまで拠点が本社しかなく利便性の向上が課題だった。同拠点開設をきっかけに、視察者の対応を手厚くしアクアパスを韓国や台湾などアジア企業を中心に広めていきたい」と話している。
 同社は1925年4月創業、資本金31百万円、従業員約50人。アクアパスは89年、製造販売を開始し、現在までの累計納品数450台、年間40台販売を目指す。2012年7月期売上高は7億5千万円を見込む。
 今泉社長は佐賀県有田町出身、1951年7月21日生まれの60歳、日本大学経済学部卒。