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大規模高齢者施設向け食材販売事業開始  サイバック    サービス名は「ちゅうぼう助太刀くん」


 インターネットカフェ運営・FC事業展開の株式会社サイバック(福岡市早良区小田部5丁目、橋本朋郁社長)は、10月1日から中・大規模高齢者施設向け食材販売事業を開始した。
 同社では昨年11月から、高齢者向け宅配弁当事業を展開する株式会社エックスヴィン(東京都、高橋洋社長)と提携し、「特助くん」というサービス名で福岡県内での高齢者施設向け食材販売事業に参入していたが、これまでの事業モデルが食材販売に特化した小規模施設向けであったため、新たに50床規模以上の中・大規模施設向けの食事受託サービスを開始したもの。
 新サービス名は「ちゅうぼう助太刀(すけだち)くん」。開発元は関西を基盤とする飲食メガフランチャイジー株式会社ビーエムエス(大阪市、鷲谷健社長)で、すでに提携しているエックスヴィンの食材製造ノウハウと物流網の活用により、コストを抑えた品質の高い食材サービスを提供していくほか、営業商圏も九州全域に広げ事業拡大を目指す。同サービスは、管理栄養士が考案した主菜から副菜まで常時250種類以上ある調理済み総菜の中から、施設側がニーズに応じて単品、および献立を専用サイトから発注できるシステム。食材はすべて冷蔵解凍か湯煎で調理できるため、調理作業の効率化と光熱・人件費の削減が可能となり、食費も一食あたり、朝食(おかず3品)が約170円、昼・夕食(おかず4~5品)が約240円で済むという。初年度の売り上げ目標は1億8000万円。
 同社では「当社の地盤である九州域において、強みの営業力と情報網を生かし、施設入居者の食事満足度向上と各施設のサービス向上、コスト効率改善に貢献したい。将来的には食だけでなく、施設運営に必要な消耗品、備品などワンストップで提供できる、商社的な事業確立を目指す」と話している。

 サイバック京都河原町店を増

 また同社は、10月10日、直営の「サイバック京都河原町店」(京都市中京区裏寺町)を増床オープンした。
 同店は2005年12月から正覚寺赤門ビル3階で営業してきたが、同社が得意とするプレイングコンテンツを追加導入した複合パッケージへ変更するため、新たに4階を「プレイングフロア」としてオープンしたもこの。これにより店舗延べ床面積は以前の約2倍となる1155平方mとなった。新フロアには、最新オンライン対戦型ダーツを8台、最新のカラオケ機種を含むカラオケルームを17室、卓球台を2台導入したほか、常時100種類以上のドリンクが飲める有料ドリンクバーも設置した。同社では「京都一の繁華街であり、激戦区であるこの商圏で地域一番店を作り上げ、フランチャイズ加盟開発につなげたい」と話している。