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大名1丁目に個室居酒屋を出店  大阪市の阪神食品    九州初進出、7県展開へ


 食品卸、飲食店展開の阪神食品株式会社(大阪市此花区西九条1丁目、檜谷進社長)は12月2日、福岡市中央区大名1丁目に小学校をイメージした居酒屋「個室家座香屋6年4組天神分校」をオープンする。5店舗目で九州初出店。
 分造久智(ぶんぞうひさのり)梅田分校(大阪市)店長が、出身地である福岡への出店を希望していたことからあったことから実現したもの。同店の状況を見ながら、九州7県への店舗展開も計画する。同業態は「校長室」、「理科室」と銘打たれた個室で、ハムカツや創作料理など昔懐かしい料理を提供するのが特徴。場所は福岡工業専門学校東側、商業ビル「セシオ大名」4階。店舗面積は約231平方m。部屋数は完全個室で17部屋。メニューは「昔懐かしお肉屋さんのメンチカツ」、「運動会のおにぎり」、「ビーカーパフェ」などのアラカルトや、もつカレー鍋コース(4500円)などをそろえる。来店客には、食事の途中に小学6年生レベルのテストも実施するといった演出も施す。営業時間は午後5時から午前0時。分造店長は福岡市出身、1977年11月25日生まれの31歳。ターゲットは20代前半~30代後半の男女。想定客単価は3200円で、初年度売上高は1億円を目指す。営業本部の檜谷さんは「完全個室でお客さまのプライベートな空間を提供していきたい」と話している。
 同社は1981年6月設立。資本金1000万円。09年5月期売上高は20億円。従業員数200人。飲食事業では、大阪市内を中心に11店舗を展開。「個室家座香屋6年4組」を4店舗、創作ダイニング「心の響き」を1店舗、寿司屋「元祖343鮨」を3店舗、焼肉屋「割烹焼肉松永牧場」を1店舗、個室和ダイニング「時の雫」を1店舗、縁日居酒屋「祭」を1店舗展開し、「個室家座香屋6年4組」業態では東京進出も計画中。