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夕食限定宅配サービスを百店で先行導入へ  プレナス    来期から本格スタート


 持ち帰り弁当チェーン「ほっともっと」の株式会社プレナス(福岡市博多区上牟田1丁目、塩井辰男社長)は来年3月以降夕食限定の宅配サービスを本格化させる。これに先立ち、今期中(来年2月末までに)に百店舗を目標に先行導入していく。
 同社の夕食限定宅配サービスは、現在一部のエリアで取り組んでいる。夕食時の午後5時から同9時まで全国の宅配コールセンターで注文を受け、近くの店舗から配達する仕組み。メニューは牛すき弁当(550円)、つぼ鯛の西京焼弁当(780円)、玉子焼き(280円)など。今後、宅配サービス限定メニューも導入していくという。

 第2四半期は「ほっともっと」既存店前年割れで増収減益

 同社の第2四半期(2010年3月~8月)連結決算は、売上高が前年比の2%増の611億13百万円、経常利益が同15・8%減の25億27百万円で増収減益となった。
 新規出店による店舗数の増加で売り上げは伸びたが、主力の「ほっともっと」の既存店売上高が前年比95%にとどまり利益面に影響した。営業利益は23億39百万円で同18・5%減。当期純利益は関係会社株式評価損を特別損失で計上したため同42・3%減の9億円となった。
 定食チェーン「やよい軒」は既存店売上高で前年比1・3%増、しゃぶしゃぶレストラン「しゃぶしゃぶダイニングMK」も既存店売上高が同5・5%増と好調だった。全社の店舗数は新規出店54店舗、退店36店舗で、2661店舗だった。
 通期見込みは、売上高が1256億円から1217億円に、経常利益は66億5千万円から50億円に、それぞれ下方修正した。