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売上高8%増、経常利益17%増  山下医科器械    医療機関の設備投資拡大などで


 医療用の機器や消耗品卸業の山下医科器械株式会社(福岡市中央区渡辺通3丁目、山下尚登社長)の2010年5月期連結決算は、売上高が前期比8・2%増の394億2百万円、経常利益が同16・8%増の3億59百万円だった。
 急性期医療機関を中心に設備投資が拡大し、大幅な増収増益となった。事業別に一般機器分野は急性期医療機関の設備投資に伴い医療機器、備品の受注が拡大したほか、理化学機器の販売増で売上高82億48百万円の同21・9%増。一般消耗品分野は院内物品管理システム「SPD」の新規顧客が増加し売上高181億14百万円の同4・7%増。低侵襲治療分野は、ハイビジョン画質型など上位機種や内視鏡手術システムなどが好調で売上高83億66百万円で同10・2%増。
 メディカルサービス分野は、医療ガス工事やオペ室工事などの設備工事案件の増加やCT、MRIなどの画像診断機器の受注が拡大し売上高33億87百万円の同5・0%増。医療情報部門は売上高13億3百万円の同15・3%減。
 11年5月期は売上高415億65百万円の同5・5%増、経常利益2億62百万円の同26・1%減を見込んでいる。