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売上高6000億円、営業利益480億円へ  TOTO    創立100周年の17年度までに


 衛生陶器製造のTOTO(北九州市小倉北区中島2丁目、張本邦雄社長)は、7月21日、同社創立100周年となる2017年に向けた長期ビジョンを発表。最終年度で売上高6000億円、営業利益480億円を目指す。
 「TOTO Vプラン2017」とした今回の長期計画は、全社事業を、国内住設事業、海外事業、新領域事業に分けて、それぞれで強化する。ROA(総資産営業利益率)では10%(08年度1・7%)を目指す。内訳は、国内住設事業では新設住宅着工戸数が減少する中で、リモデル(増改築)を強化。売上高4000億円、営業利益240億円を目指す。海外事業では、中国、米国、南米、インド、タイ、インドネシアでそれぞれ販売を促進するとともに、欧州ではM&Aも視野に入れる。目標は売上高1500億円、営業利益180億円。新領域事業はハイドロテクト、燃料電池、セラミックスの各事業を強化。売上高500億円、営業利益60億円を目指す。一方で、生産体制を抜本的に見直すほか、人事、経理等部門のアウトソーシング化などでグループ全体で200億円のコストダウンを実施する。また、来年3月末には家庭用品やカー用品の販売とボディーコート事業から撤退する。同社の08年度連結売上高は4645億円、営業利益は65億円だった。