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売上高・経常利益などを下方修正  ゼンリン    投資株売却で純利益は上方修正


 住宅地図制作の株式会社ゼンリン(北九州市小倉北区室町1丁目、高山善司社長)は、10月20日、09年3月期連結中間決算の業績予想のうち、売上高・経常利益などを下方修正した。
 カーナビなど電子媒体の地図販売は堅調に推移したが、紙媒体の住宅地図帳の販売が低調であったことから業績予想を修正した。売上高は予想の240億円から232億4000万円(3・2%マイナス)、経常利益は予想の6億円から4億2000万円(30%マイナス)、営業利益は予想の4億円から2億円(50%マイナス)となる。だが、投資先の事業再編に伴い投資有価証券売却益が発生し、これを特別利益に計上したため中間期純利益は予想の3億円から5億4000万円(24%プラス)に上方修正した。通期業績予想について、同社広報は「不透明な経済環境を踏まえ、現在見直している」と話している。修正予想は、10月31日の中間決算発表時に公表する。