NEWS

売上高は21・5%減の237億9567万円 ウチヤマホールディングス3月期


週刊経済2021年6月1日発行

カラオケ、飲食事業の落ち込み響く減収減益

介護事業やカラオケ、飲食事業を展開する㈱ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、山本武博社長)の2021年3月期連結決算は、売上高が前年同期比21・5%減で237億9567万円、経常損失が6億1678万円(前年同期は13億2101万円の黒字)だった。
介護事業で障がい児通所支援事業放課後等デイサービスを2事業所、介護付有料老人ホーム4施設を新規開設し、平均入居率も94・8%になるなど、過去最高の事業業績だったものの、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛や営業時間短縮要請・休業要請で集客が回復しないカラオケ・飲食事業で、固定資産の減損損失4億6753万円を計上するなどが影響し、売上高、利益ともに大幅減につながった。
事業別では、介護事業の売上高が前年同期比5%増の200億576万円、セグメント利益が同35・2%増の14億9553万円。新型コロナウイルス感染症拡大が影響したカラオケ事業は、売上高が同53・6%減の31億6941万円、セグメント損失が12億7127万円(前期は5億6927万円の黒字)。同様に飲食事業でも、売上高が同72・6%減の3億4180万円、セグメント損失が2億2720万円(前年同期は511万円の赤字)だった。不動産事業は、前期に大型の販売用不動産を売却した反動で、売上高が94・6%減の1億5890万円、セグメント利益が94・4%減の3094万円だった。ホテルなどそのほかの事業は、売上高が41・9%減の1億1977万円、セグメント損失が1億332万円(前年は7688万円の赤字)。
22年3月期連結予想は、新型コロナウイルス拡大の影響で今後の見通しが立たないため、未定。