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売上高は37・6%増の97億4900万円 YE DEGITAL中間期


週刊経済2023年11月7日発行号

経常利益は7・9倍

東証スタンダード上場で、ITソリューション開発の㈱YE DEGITAL(北九州市小倉北区米町2丁目、玉井裕治社長)の2024年2月期連結中間期決算は、売上高が前年同期比37・6%増の97億4900万円、経常利益は7・9倍の7億6700万円の増収増益だった。
ビジネスソリューション事業では、ITシステムの老朽化やIT人材の不足といった「2025年の壁」問題を見据えた企業への本格的なDXの推進、支援による新規顧客、案件の獲得に努め、ビジネスDX推進、構築の継続的な取り組みで好調に推移した。IoTソリューション事業では、畜産DX分野で畜産が盛んな地域への営業攻勢をかけるとともに、飼料配送などの合理化政策を進めた。物流DX分野は旺盛な需要に対するソリューション拡販で好調に推移した。利益面では、㈱安川電機向けのERPソリューションのサービスが好調に推移したほか、要員、賞与増による間接費や、外注委託費増での原価率上昇が発生するも、販管費を微増で抑えることができ増益。営業利益は5・1倍の7億1500万円、当期純利益は55・5%増の4億7300万円となった。
ビジネスDXや物流DXなどのDX化に対する需要が好調に推移しており、通期予想を修正。売上高は前期比13・3%増の183億円、営業利益は31・9%増の12億円、経常利益は49・4%増の12億5000万円、当期純利益は1・7%減の7億7000万円を見込む。
同社は1978年2月設立。資本金7億500万円。従業員数604人(連結)。2023年2月期売上高は161億5100万円(連結)。03年2月に東証2部(現東証スタンダード)市場に上場。