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売上、経常ともに過去最高を更新  ダイショー    内食需要追い風に販売好調


 大手調味料メーカー株式会社ダイショー(福岡市東区松田1丁目、松本洋助社長)の11年3月期連結決算は、売上高が前年比4・7%増の169億32百万円、経常利益が同10・2%増の13億39百万円で、過去最高だった昨年度の売上高、経常利益をを更新した。
 内食需要の高まりを受け、「CоCо壱番屋カレー鍋スープ」など新商品を投入した鍋スープ類や、粉末調味料類、青汁、ソース、ドレッシング類の販売が好調で、外食事業も「もつ鍋店」の新規出店効果などで売上を伸ばし、連結では2期連続の増収。利益面では小売用品の売り上げ増が寄与したことで、営業利益は同10・2%増の13億39百万円、当期純利益は東日本大震災で被災した関東工場(茨木県小美玉市)の設備修繕費用1億89百万円を特損に計上したため、同0・4%増の6億29百万円となった。
 今期は個人消費の落ち込みに加え、原材料の値上がりが影響すると予想されるため、売上高は173億円(前期比2・2%増)、営業利益は12億円(同10・4%減)、経常利益は12億円(同11・2%減)、純利益は6億1千万円(同3・2%減)を見込んでいる。