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塩分0・3%のしょうゆを新発売  モビリオ    特許製法で塩分をカット


 しょうゆ販売、飲食店「福萬醤油」を経営する有限会社モビリオ(福岡市中央区天神3丁目、大浜大地社長)は11月21日、塩分を抑えたスプレー型しょうゆ「SOY‐ZERO」を発売した。
 福岡県醤油醸造協同組合(筑紫野市大字牛島、中村菊人理事長)の野田義治専務理事が研究開発した特許技術で製造した商品。通常、保存のために塩分が約17%使用されるが、アルコールを用いることで塩分を0・3%に抑え、うま味成分の天然アミノ酸の量を1・2倍(同社比)にしている。商品はスプレー容器入りが80mlで840円(税込み)。同社運営の店舗「福萬醤油」とインターネット通販のほか、スーパーなどでの販売も予定している。
 大浜社長は「糖質ゼロ、アルコールフリーなどトレンドとなっている“ゼロ”に着目した。塩分は0%に近づけているが、アミノ酸を生かしているので健康に配慮しつつもおいしく味わっていただける。これまで病院食など業務用に販売してきたが、一般向け商品としてより多くの方に味わってほしい」と話している。
 同社は2006年3月設立、資本金3百万円。従業員は5人。大浜社長は福岡市出身。1981年1月21日生まれ30歳。九州産業大学芸術学部写真学科卒。趣味はサッカー。