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地デジ投資の減価償却費減で増益  RKB    通期業績は広告市況悪化で下方修正


 RKB毎日放送株式会社(福岡市早良区百道浜2丁目、永守良孝社長)の09年度第1四半期(08年4月~6月)決算は、売上高が57億7700万円で前年同期比1・8%減、経常利益が1億7600万円で同24・6%増の減収増益となった。
 システム、不動産部門が好調だったものの、主力の放送事業が依然厳しい状況が続くラジオ部門に加え、テレビ部門でも広告投下量の落ち込みでタイム、スポットとも前年を下回ったことなどで減収。利益面ではテレビのデジタル設備の減価償却費減少や、社内の機構改革に伴う人員再配置による人件費削減などで増加した。しかし通期は、テレビ広告市況における予想以上の悪化が見込まれるため、5月に公表した連結業績を下方修正。売上高は当初予想の1・7%減の257億1000万円(前年比2・6%減)、経常利益は同予想19・6%減の8億6000万円(同29・3%減)へとそれぞれ修正した。