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国際海上コンテナ貨物取扱量が過去最高に  2011年の博多港の港勢概況    約85万TEU


 2011年の博多港の国際海上コンテナ取扱量(概況速報値)は、前年比約13・6%増の約85万TEUで、過去最高を更新する見込みとなった。
 博多港は、東アジアのゲートウエーとして中国をはじめる成長著しいアジアとの物流を取り込み、世界最大級のコンテナ船が日本では博多港のみに寄港するなど港勢を大きく伸ばしている。2011年に主に増加した品目は、輸出では主力貨物であるタイヤを中心としたゴム製品や自動車部品など輸入は家具類や衣類など。今年1月1日現在で35航路、月間202便の国際コンテナ定期航路が就航している。ただ、こうしたコンテナ取扱量の急増で既存のコンテナターミナルは満杯に近づいており、コンテナ船の大型化への対応が課題となっている。
 TEUはコンテナ個数の単位で、20フィート換算個数を表す。20フィートコンテナ1個が1TEUで、40フィートコンテナ1個は2TEUとなる。