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国道322号嘉麻バイパス・大隈トンネル着工 福岡県


週刊経済2024年3月12日発行号

延長613メートル

福岡県(服部誠太郎知事)は3月9日、嘉麻市の国道322号嘉麻バイパス・大隈トンネルの工事を着工した。
現道・国道322号の大隈峠周辺では、線形不良箇所や福楽隧(ずい)道の高さ制限により、大型車の通行に支障をきたしていることから、県が延長約2・65キロのバイパス事業を整備してきた。トンネル延長は613メートル。工期は来年6月末まで。9日には嘉麻市と同市議会、行政区長で構成する整備促進期成会に着工式が行われ、関係者が工事の安全を祈願した。
国道322号は北九州市小倉北区から久留米市を結ぶ延長128キロの一般国道。山間部は線形不良箇所などがあり、豪雨や積雪で通行止めとなることから、県がバイパス整備を進めている。2019年には通行規制が多かった八丁峠を迂回するバイパス道路として八丁道路などが開通している。