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国内自動車博で善戦の10万8000人動員  福岡モーターショー    低価格車「ナノ」が呼び水に


 福岡自動車博覧会実行委員会(実行委員長・川崎隆生西日本新聞社社長)は、12月11日から14日まで、マリンメッセ福岡など3会場で福岡モーターショーを開催。4日間で前回比10%減の10万8000人を動員した。
 当初目標の12万人には届かなかったが、東京モーターショーが65万人(前回比約65%減)、大阪モーターショーが22万人(前回比約60%減)と不景気の影響で他地域の自動車博が動員数を大きく落とす中、唯一前回並みの動員数を記録した。動員数が善戦したことについては、他地域では展示されなかったインド・タタモーターズの超低価格車「ナノ」(約22万円)が、低価格志向が進む来場者の興味を集めた点や、無料で開放した2会場(福岡国際センター、福岡国際会議場)において、九州各県の物産展や飲食店などを設置したことが、集客につながったと見ている。また、青木哲日本自動車工業会会長などを招いた各種フォーラムにも、自動車業界関係者による多くの参加があった。