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国内外の荷動き低調で減収減益  山九   経常は14%減の112億円


 輸送業大手の山九株式会社(北九州市門司区港町、中村公一社長)の10年3月期中間決算(09年4月~9月)は、売上高が1919億1600万円で前年同期比7・0%減、経常利益が112億8300万円で同14・2%減の減収減益となった。
 中国を中心に輸出入貨物の取り扱いが減少したほか、景気後退の影響で鉄鋼、石油関連貨物の取り扱いが急減。利益面でも、売り上げの減少と不安定な原油価格の影響で燃料コストが増加し減益となった。中間純利益は64億5800万円で同2・2%減。部門別に見ると、主力事業のひとつである物流事業は荷動きが低調であったため売上高900億3900万円で同23・5%減。一方、機工事業は大型設備投資の案件があったことから、売上高920億600万円で同16・2%増と好調だった。
 通期の予想では、売上高は前回予想から1%上方修正し、3839億円で前期比7・8%減、経常利益は10%上方修正し、207億円で同15・2%減を見込んでいる。