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国体道路沿いに7階建て都市型ハウスウエディング  ディアーズ・ブレイン    福岡初進出、来春オープン


 カタログ通販の株式会社千趣会グループでハウスウエディング事業の株式会社ディアーズ・ブレイン(東京都千代田区、小岸弘和社長)は、福岡市中央区大名1丁目に、レストランを併設した7階建ての結婚式場を建設する。オープンは来年春。
 福岡には初進出。場所は国体道路沿いで、今泉1丁目バス停はす向かい。施設名称は「カノビアーノ福岡(仮)」。敷地面積約840平方mで、延べ床面積約33百平方m。1階に東京・代官山の有名イタリアンレストランの「カノビアーノ」と、丸の内などでフラワーショップを展開する「花弘」プロデュースの店舗が入る。2階は婚礼予約サロン、3階に株式会社渕上ファインズ(福岡市博多区冷泉町)のドレスショップ、4・5階はパーティールーム、6・7階が吹抜けのチャペルになる予定。
 施設全体のコンセプトは「ミラノの街角」。カノビアーノの主宰・植竹隆政シェフが単身修行をしたという縁もあり、1階に入るレストランと2~7階のブライダルフロアもすべてイタリア・ミラノの街並みをイメージ。内装やインテリアもスタイリッシュで個性的な独自のスタイルとなる。
 1階の「カノビアーノ」は六本木ミッドタウンにも出店している自然の素材を生かしたイタリアンレストランとして女性の人気を集めている。九州には初進出で、植竹シェフも「食材の宝庫の福岡で海と山の幸を使って一層のおいしさを提供できる」と福岡出店に意欲的という。
 ディアーズ・ブレインは2001年6月創業。資本金は3億5千万円。売上高は78億92百万円(10年12月期)。ゲストハウスウエディング施設を北関東や仙台に8店舗、九州では大分、佐賀、鳥栖、鹿児島の4市に4店舗を展開している。関係者によれば、同社は以前から福岡、特に天神西通り界わいに基幹店の出店を模索していたという。