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営業エリアを県内全域に拡大  遠賀信金など福岡県内7信金    協調融資の体制整備で


 遠賀信用金庫(岡垣町東山田2丁目、中村英隆理事長)など福岡県内7信金は7月5日、営業エリアを県内全域に拡大した。
 地方銀行の金利競争が激しくなるなか、信金同士での協調融資の体制を整備するもの。6月末に各信金で実施した総代会で定款を変更し、福岡財務支局から事業地区拡大を認可された。今後は単独では困難だった10億円以上の大型案件などに対応する。営業エリアを県内全域に拡大したのは遠賀、飯塚、田川、福岡、大川、大牟田柳川、筑後の7信金で、福岡ひびき信用金庫も来年以降に県内全域で他7信金と提携するよう検討している。中村理事長は「取引先の活動域も急速に拡大しているので、顧客ニーズの柔軟に対応し、大型案件にも取り組みたい」と話している。