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商用EVの最適充電マネジメントシステム開発 アークエルテクノロジーズ


週刊経済2023年10月11日発行号

中部電力と

カーボンニュートラル関連サービスを提供するアークエルテクノロジーズ㈱(福岡市中央区大名2丁目、宮脇良二社長)は9月末、中部電力㈱(名古屋市、林欣吾社長)と商用電気自動車(EV)向け充電マネジメントシステム「OPCAT(オプキャット)」を共同開発した。
アークエルテクノロジーズは、複数拠点・複数台のEV充電最適制御が可能なシステムを開発しており、昨年10月から中部電力によるバスなどの商用EVバスに関する実証プロジェクトに参画。施設の電力需要予測や時間帯別の電気料金、運行計画、位置情報などリアルタイムな車両データを組み合わせてAIが分析し、運行に必要な電力量を効率的に充電する充電マネジメントシステムの実証と開発を進めてきた。9月28日付で中部電力が同システムの提供を開始し、今後は2社で連携しながら商用EVと急速充電器の導入から運用、EV充電マネジメントまで一括でサポートする。
同社は2018年8月設立。資本金6千万円。従業員は45人。電気自動車の最適充電と運行管理を一括自動化するサービスや温室効果ガス排出量を算定・可視化するサービスなどを展開。